初級、炭焼き小屋🛖の老夫婦の話
続き
おじいちゃんの話は面白い。
真面目に、つぶやいてくれる。
「木は,水を吸う時にな、音がする」
え?・・・
ストローみたいにチュウチュウ❓
「シーって音がするんや。」
聞いてみたい❗️
「あんたには聞こえへん。山に住んでみたらわかる」
野生の動物のように、五感が発達するのだろうか?
聴診器を当てたら聞こえるかもしれない❓
透析患者さんのシャント音みたいな感じだろうか❓
それから、樹木🌲が水を吸い上げる音が聞こえるのか、いろいろ調べてみた。
同じような質問をしたい人がいたんだろう。
聴診器を当てても聞こえないと書いていた。
樹木🌲が水を活発に吸い上げる時間は
夏のよく晴れた午前中と書いていた。
その時間だったら聞こえる?
1時間に数10センチ位の速さで水を吸い上げるらしい、曇っていると数センチしか水は移動しない。
そうか、
そんなにゆっくりだったら
染み渡ってるみたいなもんだから
聞こえないよね。
ちょっとガッカリ😞
それから、
10年経ったかなぁ?
十津川村にある、玉置神社に行った時、
すごい太い樹木🌲が、あちこちにあって恐ろしい位だった。
神社の神様に呼ばれないと
たどり着けない。と、言い伝えがある神社だ。
雨が降り出して、傘を持っていなかったので、大きな木の下で雨宿りをした。
雨が樹木の皮に吸い込まれていくのを飽きずに見ていた。
あの炭焼き小屋のおじいちゃんが言っていた「水を吸う音」が聞こえた気がした。
多分、雨と木の葉の間を抜ける風の音なんだろう。
でも玉置神社は不思議なことがあった。
続く