さえ(梅田アバンチュール)の写メ日記

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さえ

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ラストシーン
2024年2月9日(金) 15:53 by さえ


庭の梅の花が、

ぽつぽつと開き始めました。


皆さま、

お元気にお過ごしですか?



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この前、家事をしながら

鼻歌を歌ってたんです。


多分きっと、

すたこらと動いてたからだと

思うんですけど、


『森のくまさん』

をね。




あれ、

変な歌詞だと思いません?




ーーーーーーーーーーーーーーーーー



「こんな俺なんかといたら、

君がダメになってしまう。


俺たち、別れよう」



呆然と立ちすくむ彼女に、

森野熊雄は、

自分が思う、

一番かっこ良く見える角度の横顔のまま

優しく言いました。



憎まれたくはない。



寧ろ逆に、出来れば自分の事を

「生涯最高の刺激的な男」として

これから先も覚えていてほしい、



そんな熊雄のモットーは、


「相手から愛されているうちに

別れること」でした。



だから、



「うん。そうだよね!」


と、

彼女がまるで弾けるように

目を見開いて、


さっさと荷物をまとめ、

ドアに向かって

すたこらさっさと去り行く姿を

ただただ、

ぽかんと見つめるしかなく、

やっとの思いで



「ちょ待てよ」



出来る限りかっこいい声で、

声にした時には、

もう、

彼女の背中はドアの向こうに

消えた後でした。



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《なんで?



ついこの前、えっちもしたよな?》



熊雄のもうひとつのモットーは、

「別れる前に、もう一度だけ」でした。



これが最後と思うからこそ、

いつもより時間をかけ、

丹念に情熱的に、



「相手にとって、

生涯忘れられない一回」をと

励んだはずでした。




熊雄自身も燃え、

彼女も何度も恍惚の声を洩らしていた、

確かにそう思えました。



無意識のうちに

膝をがたがたとゆすりながら、

現状を把握しようと試みる熊雄。




《おかしいだろ》



《「別れるなんて嫌!」


彼女がそう言って、

大粒の涙を流す場面だったはず


いや。強がっただけで、

今頃、泣いているかも?》



その時、


熊雄の泳ぐ視線の先、

ベッドのサイドテーブルの上に

きらりと小さなそれが映りました。




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駅の改札口の手前、



「待って!」


声をかけました。




驚いて振り返る彼女に、

ぜえぜえと息を切らしたまま、

無理に笑顔を作って、

「これ」と小さなイヤリングを

差し出す熊雄。




《ふたりの思い出を心に浮かべたら、

きっと、彼女も》



その思いだけが、

一向に治らない動悸のように、

ばくばくと熊雄の心臓を叩く。




彼女は、にっこりと微笑んで、



「あこれ、

一緒に和歌山に行った時に、

貴方が買ってくれたやつね。


わざわざ、届けてくれたんだ。

ありがとう」



細い指先でつまみ上げられた

イヤリングの貝殻が、

小さな涙のように揺れましたが、

それも彼女のポケットに消え、





ららららーらーらーらー

ららら さーよーうーなーらー



軽い足取りで

吸い込まれるように改札口の向こうに

彼女は消えて行きました。



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本日の合言葉



「イヤリング」















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