お題:死語となった用語で思い付く言葉はなんですか?に回答♪
令和、平成、昭和と移り変わる時代の中で、私達の生活は様変わりをしてきたわ。
昔は……○○だった、なんて年寄りじみた事はあまり言いたくないけれど
若い頃に感じた感動を、勝るものを探すのはとても難しのよね。
「あの頃は良かった。」「土地を転がしていればそれだけで儲けられた。」「日本が世界に誇れた時代だ。」なんて言われてた時代ね。
当時、私は銀行員としてお勤めしておりましたが
銀行は、その土地を担保に貸し付けを拡大していき
資産価値の高騰は、資産保有者に含み益をもたらし
心理的に、財布の紐を緩める資産効果により
消費が刺激され、景気の過熱感を高める効果があったのよ。
お金が、お金を創り出す時代。
虚構がさらなる虚構を生み出し、経済がモンスターになっていった時代とも言えるわね。
今では信じられない事が、平然と起こっていた時代。
でも、人間って慣れちゃうのよね。
その不自然な、恵まれた状況を当たり前に思ってしまうのよ。
日本中が、熱狂していた……狂っていた時代ね。
そうして気づかぬうちに生み出されていった現実との隔たりは、大きな亀裂を日本に生み出しました。
あの頃から、貧富の差が拡大していったのよ。
なので、一億総中流なんて言葉が死語になるわね。
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