4猿のお話です
三猿は日本の文化ではないそうです
実は三猿は日本発祥の文化ではなく、8世紀頃に中国から伝わったとされています。
『論語』という漢の書物の中に、
「礼に背くものは見ない、聞かない、言わない、しない」といったことを記されています
こうした「不見、不聞、不言」の教えが天台宗の僧から伝わり、今のような日本の形になったと言われています。
他の国でも、
インドのマハトマ・ガンディーは常に三匹の猿の像を身につけて「悪を見るな、悪を聞くな、悪を言うな」と教えたとされており、教科書などに「ガンディーの3猿」が掲載されています
またアメリカ合衆国では教会の日曜学校などで、三猿を用いて、猥褻なものを見たり、性的な噂を聴いたり、嘘や卑猥なことを言わないよう諭すことがあるそうです
ヨーロッパでは三猿は、厄除けをしてくれることから、三賢猿 と呼ばれてるそうです
三猿ではなく、4匹目の猿が居て、「四猿(しざる)」だったみたいです
中国では「三猿」ではなく、「四猿(しざる)」と言うそうですよ
中国では、四匹目の猿を、
四猿と書いて、『せざる』と呼んでいたそうです。
その意味とは、「せざる=しない(=浮気をしない)」と言うことだそうです
つまり、「余りある欲は、災いをもたらす」と言った意味合いになります。
一番右端の股間を両手で覆っている猿が「四猿」です
なぜ日光東照宮には、「四猿」が存在しないのかというと
日光東照宮は、故人となった「徳川家康公」をお祀りするために、建てられました。
つまり、見る者が失笑するような姿の四猿の像は、
「あまりにも品位にかけ、家康公が静かに眠る聖なる地に、ふさわしくなく、無礼である」
と言ったことが原因であったそうですよ
神社でお参りする時は、あんな事とか考えちゃだめなんですね
でも、昔からの教えは大事ですね
分かっている災い呼んじゃいけませんね
今日も穏やかないい一日になりますように
ひなこ