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先月、9月27日に映画公開もされた辻村深月さんの『傲慢と善良』📕✨
考えさせられるお話、ドキッとさせられるところもあるけれど、良かったです♡
「人生で一番刺さった小説」との声、続出…と書かれた帯を見て
手に取った方も多いと思います😊
相手を恋愛対象、または結婚相手として見るかどうか…
容姿はそれなりに悪くない…けどピンとこない、とか
いい子だし、周りからも勧められるのにピンとこない、とか
そのうち周りに「理想が高いんじゃない?」と言われたり…
って、よくありそうな話ですよね。
作中では、この〝ピンとこない〟の正体が明かされています😳
「ささやかな幸せを望むだけ、と言いながら、皆さん、ご自分につけていらっしゃる値段は相当お高いですよ。」
と言う結婚相談所の方の台詞が印象に残りました。
主人公の架も…
その台詞を聞いた瞬間、戦慄を感じた、と。
あの子と結婚したい気持ち、今何パーセント?
今私、パーセントで聞いたけど、それはそのまま架が真実ちゃんにつけた点数そのものだよ。
架にとって、あの子は七十点の彼女だって、そう言ったのと同じだよ。
この本を読むと、善良に、謙虚で真面目に生きてきた人ほど
相手が自分に相応しいかどうかで決めてしまう傲慢さ
いかに自己愛が強いのかを思い知らされてしまうという😵
謙虚と自己愛の強さは両立するということを痛い程に言語化され
わかりたくないけど、わかってしまう…という人が続出したわけです☝🏻
でも、結ばれなかった相手も含め
様々な出会いに意味があるなぁ、と思わせてくれる素晴らしいお話でした♥️