たんたんと 過ごす毎日に
うんざりも
していたせいか
ハウスキーパーを始めた事は
少し 私の毎日に刺激を
くれている感じは している
風呂場を掃除する
Tシャツと短パンの私
汗をかき
シャツからブラジャーは
透けている
車椅子の近藤さんは
書斎に 入ったまま
あちらこちらを
次々に 掃除する私は
どうも 視線を感じる
誰も みていないのに
ムズムズとした
変な感じだ
掃除をすませて
書斎をノックした
はい
どうぞ
近藤さんは 車椅子をドアに
向けて
書斎は 掃除は
いらないです
次は 食事を お願い致します
作る前に シャワーを
浴びたらいいですよ
タオルは 置いてあります
どうぞ
と 言ってくれた
ありがとうございます
汗が気持ち悪かった私は
シャワーを 使わせて
貰う事にした
着替えは 常に 持っているから
安心だ
シャワーを浴びている間も
視られているような
変な感じは
のこっていたが
もう どうでも よかった
バリアフリーで
手すりのある
使いやすい おうち
脱衣所も広く
車椅子が 入る
そこには 大きな姿見があり
自分の裸が みえる
汗ばんだ
シャツと短パンを脱ぎ
ブラジャーとティバックに
大きな鏡の前で
自分の身体を
少しだけ触りたくなった
下着の上から
乳房をもみ
下のもりあがった部分を
握った。
その自分の姿を 誰かに
視られたい気分だった
ほんの一瞬