どのくらい歩いただろうか。
気付けば、見知らぬ路地に入っていた。
私「こんなとこあったんだ」
そこは、昭和にタイムスリップしたんじゃないかと思う風景がそこには、広がっていた。
令和のこの時代には見たこともない景色。
自転車の後ろに、豆腐と書かれた入れ物を乗せ、ラッパを吹くおじさん。
着物を着た人達、髪型も今とは違う。
女の人は、テレビで言うサザエさんの登場人物のフネさんみたいな髪型と着物を羽織っていた。
その路地にある八百屋には、今の時代では見たこともないようなブラウン管テレビが置かれていた。
私「なにかの撮影なのかな~」
それぐらいの感覚で歩いていたが、歩けば歩くほどに、どうやら思っていたのとは、違っていっていた。