携帯を見ると、時刻は17時を回っていた。
私「急いで戻らなきゃ!」
私は来た道を戻るために振り返り、走り出そうとした瞬間、人にぶつかった感覚がした。
私「いてててっ…あっ!ごめんなさい!ごめんなさい!私急いでて…」
女性「大丈夫?起きれる?あら?膝…」
私「え?」
よく見るとぶつかって倒れた拍子に膝に怪我をしてしまった。
道は、土と砂利で出来ていたのか、それが傷口に入り、結構な出血をしていた。
傷口を洗おうと思い、自分のバックから水を取り足にかけ、ハンカチで拭いていたが、血は止まらない。
女性「あらあら、酷い出血!この近くに私の家があるから、手当するわ」
そういうと私を抱え、家まで連れていってくれた。
よく見ると私にぶつかった彼女もまた怪我をしていた。