先輩達の言葉がどうしても気になり
部長たちの後を追った。
2人は仲睦まじそうにお酒を飲みながら何かを話していた。
僕は部長と彼女にバレないように、2人が話してる声が聞こえる位置に座って様子を伺った。
仲睦まじくする姿に少しばかり嫉妬心さえ芽生え始めていた。
部長「そろそろ行こうか……」
そういうと、2人はカップルのように、キスをし、席をたった。
僕「俺は何を見せられてるんだ、クソッ」
声を出してはバレてしまう、小さい声でボソッと呟いた。
2人が出たのを確かめて、僕も後を追った……
彼女と部長は肩を寄せ合いながら、近くの古びた倉庫の中へと消えていった。
中に入ったのを確認し、その中をそっと覗いたが、暗くてよく見えない。
足元には小さい石ころだらけ、足の感覚でそれだけが確認できたが、無意味に歩くと躓いてしまいそうだ。
しばらくすると月の灯りが屋根の隙間に差し込み、中を少し照らし出す。
近くにコンクリート缶が見えたので、そこに身を潜める。
しばらくすると2人の話し声が聞こえてきた。