2155。
生まれて初めての音を聞いて
生まれて初めての感情を知って
涙が溢れた。溢れすぎた。
やっと、と、
彼に負けないくらいに泣いた。
わたしはまだまだ子供だった。
彼と過ごした毎日は、本当に、本当に大変で
親というものは偉大だなと初めて思った。
彼が夜中中泣くのと一緒に、わたしも泣いた。
彼とはたくさん一緒に泣いた。
でも、寝顔を見れば辛さも眠気も消えた。
笑ってくれたら、心から幸せを感じた。
普段とは全く別物の、喜びと幸せ。
こんなにも愛しいものが存在するのかと
本気で思った。
親になる喜びは、彼が、充分すぎるほどに教えてくれた。
あの時のことも、
あの時のことも、
あの時のことも、
あの時のことも、あの時のことも
忘れることのない彼との時間。
彼が私に言ったこと、
彼が逢いに来てくれたこと、
胸が空っぽになったあの夜のこと、
今、わたしは生きている。
子供たちとのらりくらり生きている。
彼の存在があったからこそ
立ち向かえる強さが身についた。
私は彼に何かを与えられたのだろうか。
永遠の幸せと安らぎを、
心の底から、
心の中のココロから、
それだけを願う。
願う。
ずっと幸せだと笑っていて
愛というものを教えてくれたあなたへ
わたしは一生懸命に生きる。
愛してるなんかじゃないんだよ
だけど、愛してる、愛してる、愛してる、
愛と感謝をあなたに、
わたしだけのあなたに。
お誕生日おめでとう。
1117
では。