今夜の本は歌人、笹井宏之さんの「えーえんとくちから」です。
以前日記に氏の短歌をのせたら、優しい歌だねと言われた仲良し様がいらして、嬉しくなったのでご紹介
笹井宏之さんは難病で26歳で没しましたが、
透明感溢れる歌をたくさん残されました。
えーえんとくちからえーえんとくちから
永遠解く力を下さい
この本には短歌と、詩やエッセイ・俳句ものっていて氏の瑞々しい感性に心を打たれます。そしてなぜか、泣きそうになるんですよね好きな歌はたくさんあります。
拾ったら手紙のようで開いたら
あなたのようでもう見れません
あなたのようでもう見れません
切れやすい糸でむすんでおきましょう
いつかくるさようならのために
いつかくるさようならのために
これもこのお仕事をしていると
より、ああそうか。と思います。
人類がティッシュの箱をおりたたむ
そこには愛がありましたとさ
そこには愛がありましたとさ
私の好きな詩人の多くは優しすぎて
この世は合わないようで
早く旅立っていきます。残念。
詩を書いて世にでるなどと野望はなく
自然と読んでいた、内側から溢れ出た詩の数々はえーえんに輝いていますね。
笹井宏之さん、萩原慎一郎さん、
田中雅子さんの歌が大好きです。
ではでは、今夜も
お付き合いくださり
ありがとうございました
貴重で奇特な数少ない、日記を読んでくださる貴方のおかげでまた書けてます
オヤスミナサイ