何かを与えられると「返さないといけない」という心理効果が働くことを『返報性の原理』といいます。
こうした効果を利用したのが、デパ地下なスーパーで盛んに行われている試食です。
興味をひかれてつい試食をしたお客は、何か好意を返さないと立ち去りにくくなってしまうのです。
この試食は〔販売員がいるかいないか〕でも購入率が変わることが実験でわかっています。
販売員がいない試食コーナーだと実はそれほど購入率は変わらないのです。
販売員がいるときに試食をさせると購入率は確実に上がります。
つまり、人から直接提供されるかどうかが重要だということです。
試食品を置いておくだけではタダ食いを推奨するだけになってしまいかねないということです。
そういう所が、人間心理の面白いところかもしれませんね。
本日もよろしくお願い致します。
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