フランスの哲学者、バタイユ(1897年〜1962年)は、動物が性活動を「生殖」としてのみ捉えている一方、人間が性活動を「エロティックな活動」と捉える原因は、人が「エロティシズムを持つこと」にあると説明しました。
また、その本質は「禁止を侵すこと」にあり、禁止されているからこそ私たちの欲望を掻き立てるのです。
加えて、バタイユは「禁止の侵犯に不安が伴うこと」で、初めてエロティシズムが成立するとも考えました。
だからこそ「婚姻関係の侵犯」かつ「社会的なダメージを受ける不安」を兼備する不倫は、いつの時代も盛んなのかもしれませんね。
本日もよろしくお願い致します。
二階堂iPhoneから送信