みなさんお元気ですか。私はここ一か月動画制作に帆走しており、無事死亡しました。
今までの動画の整理と、動画サイトやリンク整備、撮影、えっちじゃないほうの仕事の打ち合わせが詰まっており、過去一忙しかったと思います。それでも乗り越えられたのは、動画作りと色んな方との撮影が楽しかったからです。
お陰様でとてもいい作品がいっぱいできたので、みなさん沢山視聴して抜いてね♡
ちなみに私は編集中に我慢できなくていっぱいしました。
今日は久々に半休が取れたので、こうして日記を更新できています。毎日こんなクソ暑い中、私も貴方も頑張れて偉い、そう思いませんか。
さて、その動画撮影の関係で最近全く自分と違う性癖の方とお会いすることが多く、大変勉強になりました。やっぱり変態な人とお話すると本当に面白くて、みんな活き活きしているので元気を貰えます。
大人の趣味って、どうしても一つのコミュニティや趣味のジャンルに固執してしまいがちになりますが、変態たちってその点においてはいい意味で節操がないので、「面白そう」と感じたら迷わずに手を伸ばしにいきます。そのため、みんな人の数だけ面白い体験を持っていて、いくら聞いても飽きることがありません。日頃M性感でお仕事をしてもよくそう思いますが、もっと広い界隈に手を出すと余計にそのことを実感させられました。
中でも特に最近興味深かったのはS男さんたちとの会話です。
私は主にM性感で働いているのでMな男性と接することが多く、中でも自分がSになるときは性的なSMを好むので、例えばそうだな、緊縛が好きなS男性とか支配や加虐が好きなS男性とは接する機会が極端に少ないです。多分ノーマルな性癖の方と会うのと同じぐらいに稀なケースになります。
自分と対局にいる存在なので、イベントや撮影を通じて初めましての会話をすると、そのあとはお互いに全く他業種の仕事の人と喋るみたいになります。同じSM界隈にいるのにね。「どんなことをされるんですか?」と恐る恐る、探り合ってみるところから始まります。
そういう時に、自分はドミナント気質が強いとか、マゾとかサディストとかいう言葉はとても便利だなと感じます。何となくではありますが、相手がXY軸の第1~第4象限のどこにいるかぐらいの大雑把なことは把握することができます。
そうはいっても、この前、変態歴が私の年齢よりも一回り以上長いS男性に「男がフェラチオを”させている”のか、フェラチオを”されている”のかどうか、そういうどちらが責める側に立っているかなんて、その人の認識次第で立場が180度変わる。何をやるかではなく、当人がどう認識するかが最も重要。」と言われたのにハッとさせられました。結局性癖の自己紹介なんて、意味があってないような、雲を掴むような話なのかもしれません。
物事への評価など、視点を変えれば180度変わってしまうため、他者との比較は何の意味もなさず、最も重要なことは「本人が本質的にどうありたいのか、何がしたいのか」であるというのは、なんか人生全般に通じる話のような気がします。
ここは少し難しい話なので皆さん読み飛ばして頂いて結構です。
長年緊縛だけを熱心にされているS男性とこういう興味深いやり取りもありました。
私が「縄は快感の波が起きたときに、その波が逃げにくく、単純にイキやすい道具だとしか私は認識できていません。なので、縄だから気持ちいいとかそういうのは感じたことがありません。」と話すと、今後の勉強のために縄を受けて貰いたいですと言われて、その方が私と同様に変態なことにオタクの視点を持った方で興味を惹かれたので、是非にと縛って頂きました。
そこで私が気持ちいいと感じる場所が、主に太ももの付け根周辺から、丹田の部分に集中していることが分かりました。なんかどおりで、私はペニバンでイクことが簡単なんだなと納得がいきました。また緊縛を受けるときに、私が上半身に不快に感じる部分が多く、受け手をするのには向いていないことも分かりました。
これが確実な診断結果ではないし、きっと今後変わっていくこと(例えば私が年々か後に、緊縛を受けるのがめちゃくちゃ好きになる可能性)もあるとは思いますが、小さな気づきやプレイでの経験が後々重要な手掛かりになることもあるので、こういう風に身体の反応や感覚を冷静に分析し、一緒に反省会ができる方は非常に有難いなと思っています。
また自分が丹田の部分に圧が掛かるのが好きだから、男の子に腹パンしてくださいって言われても、溝内を狙わずに下腹を狙っていたのかというのに気づいたのも面白かったです。きっと「自分にとってはここが気持ちいいから、相手もここを殴ってほしいだろう」と潜在的に思っていたのでしょう。無意識って怖いですね。
「快感の波を作りたいので、試しに下腹部のほうに打撃を加えて頂いてもいいですか」とお願いしたのですが、やっぱりやられるほうはキツくて、普通に辛いほうが勝ってしまいました。少し頑張って気持ちいいスイッチを入れようとしてみたのですが、すぐに辛さのほうが上回ってきてしまいます。男の子を押さえつけて、自分の好きなだけ腰振るほうがイイって心の底から思いました。
また久々にM側をお試しでもやらせてもらって分かったのは、私は待つことが破滅的に向いていないことです。いつだって能動的に快感を取り込みたいから、自分から与えたり、手を出せるものに一番興奮するスイッチが入りやすいです。だから体液を与えたり、首を絞めたり、押さえつけたり、口を塞がせたり、手コキで射精管理するプレイがずっと好きでいるみたいです。
それからこのS男性は私と全く真逆で、完全着衣で自分が脱いだりするSMや、セック.スを混ぜるSMはできないと仰っていました。
それを聞いて私が「私はどんなにMのことを俯瞰し、距離をとってプレイしていたとしても、結局最終的には『ペニバンハメてぇ、体液でぐちゃぐちゃにしてやりたい』とか"相手と混ざりたいな"って、思っちゃうんですよね。ずっと相手と距離を取るようなプレイはできません。」と話すと
「相手が気持ち良くなって理性を手放している間、我々が代わりに安全管理をしているわけじゃないですか。それって本来なら1人で担うべきことを委ねられてるわけで、これも1つの『混ざり合う』の形ではないですか。」と仰っていて、確かにそういう観点からプレイをしていれば、距離を取ったプレイをしていても繋がりを感じられるのかもしれないと感心させられました。
少し違う世界に一瞬手を伸ばすだけでも、思いもよらなかった発見ができるので、本当に面白くて変態はやめられません。皆さんもそういう経験はありませんか。最近、貴方の知的好奇心は満たされていますか。画面の向こうで見ているだけでは得られないことが、実際のプレイでは肌で感じることができます。また今まで想像していなかったような快感や、自意識を手放せる初めての感覚に意外と安心できるかもしれません。
ぜひその入口を選ぶときは、M性感や私の存在を頭の片隅に置いておいてくださいね♡みんなが気持ちよく、幸せになれることを私は心から願っています。