携帯を差し出すとにっこり微笑んで、お姫様抱っこされた。
驚く私を優しくベッドにおろしてくれた。
右に貴方も並んで腰かけた。
照れ臭いなぁと思いうつむいてしまった。
ややあって頬に手が添えられた。
貌をあげるように促された。
ためらいつつ貴方を見た。
穏やかに微笑む端正な顔立ちに安心感を覚える。
この胸に飛び込みたいような気持ちを与えてくれる。
私も手をあげ自分を見つめる男の頬をなでた。
見つめる瞳に隙のない思惑がみえた。
身を預けたくなる力強さがあった。
シャワーに行く?
そうしましょう。
時間はたっぷりあるのだから。
えま