とうとう最終出勤が終わってしまいました
長くて短いわたしのとろーちぇ物語も、
これにて終了です。
ここで最後に私の気持ちを綴っておこうと思います
長い長い独り言だと思って、暇がある方は読んでください。笑
良いことも悪いことも書いているので、みんながこう書くんだろうな〜と想定しているような綺麗な文章とは、少し違うかもしれません。
そしてエロとは到底かけ離れたお話なので、変にショックを受けたくない方、興味のない方はスルーしてください。笑
この仕事を経験して得られたことも沢山ありますが、その反面失ったこともそれなりにあると思っています
それでもここまで続けてこれたのは、優しいお客様やスタッフさん、キャストさんに恵まれたおかげです。
"りお"というキャラクターがあったから、なんとかなっていたところは大いにあるのですが
本来、わたしは人と話すことがあまり得意な方ではなく、目立つことも苦手な性格でして
(これはいくつかのお客様に話したことあるかも)
きっと直接人と関わるより、陰で黙々と作業したり、裏方で何かをする方が得意なタイプです。
とろーちぇに入るきっかけとなった、
とても繊細で、人の気持ちを汲み取るのが上手でしっかりしていてユーモアもある、多才で素敵な先輩。
「貴方は、絶対売れる子になるよ」と。
そう言ってくれたからこそ、精一杯期待に応えたいという気持ちがありました。
その先輩が先にこの業界を引退してしまったのでより一層、先輩のような
痴女界のレジェンドと呼ばれるような、素敵なキャストになりたい!と思っていました。
とはいえ、なかなかそのレベルには追いつけるはずもなく至らぬ点も沢山あったと反省しています。
このお仕事以外でもたくさんお世話になってきたので、あの先輩にはいつまでも頭が上がりません。
この業界にいい印象を持つ人もいれば、悪い印象を持つ人もいるでしょう。
けれど私はすっごく素敵な職業だと思っています。
それが、誰かの頑張るきっかけになったり、夢を与えたり、欲を満たすきっかけになるなら。
この業界が存在していなければ、今頃もっと多くの犯罪が起きていることでしょう。
けれども稼ぎを得る為にこのお仕事を続けていくことが、どんなにしんどいことかも、身をもって実感しました。
生活の為に、休みと睡眠を削ってトリプルワークをしていたことがあったのですが
気持ち的な面だけでいうと、断然トリプルワークの方が楽でした。笑
それでもたくさん自分を選んでくれたり、支えてくれる人達がいたからこそ
せっかくならやり切りたい、という気持ちが故に
宣言してからの最後まで頑張ることができました。
あの素敵な先輩が居なかったら、私は初めてここに入った頃の、体験入店の時点ですぐにやめてしまっていたと思います。笑
この仕事の方が性に合ってて楽だ〜!と思える子も中にはいるかもしれませんが、それもなかなか数少ないのではないでしょうか。
側から見たら、楽な仕事にも見えてしまうかもしれませんが
仕事のスイッチが入れば人と分け隔てなく会話はできるものの、他人に心を開くのに長い時間を要する私にとっては、重たい仕事でした。
仕事とはいえ、見ず知らずの人に必要以上に求められたり、身体を触れさせる行為って、女性の本能としてはすっごく嫌なことだと思うんです。
それを駆使して頑張っている業界の女の子達って、本当にすごいんだなと感心してしまいました。
仕事の途中で急に心や身体が受け付けなくなってしまったり、急にお休みをいただいたり
お客様の要望に応えきれなかった時は、自分の器狭さに自己嫌悪になることもありました
その時々の期待に添いきれなかったこと、とても申し訳なく思っています。
面と向かってばか真面目に言うのもなあ、とか思って
「そんなこと言って、戻ってくるんじゃないの〜?」
「あはは、すぐ戻って来たりしてね笑」
なんてノリの会話を、引退前に会ったお客様と繰り広げたりもしましたが
とろーちぇ、他店含めキャストという立ち位置に戻ってくる可能性は、限りなく0に近いです。
貯金よりも何よりも、自分の心身を優先させることが大事だと思ったからです。
基本的にお金の計算をせずに買い物をしたりとか、すごく贅沢をしたいとか、お金を注ぎ込む趣味があるとか、そういったタイプではないので
この業界に入った私にとって、そこが唯一の救いですね。笑
今までの私との時間が、有意義な時間や、仕事や私生活を頑張れるきっかけになっていたら嬉しいです。
新しく素敵な女の子を見つけたり、別の部分で新たな楽しみを見つけたりして
今以上の楽しみを掴み取って、みんな幸せに生きるんだよ〜!
わたしもわたしで、新たな幸せや自分が更に成長できる場所を見つけます。
ファンがいるだけに居なくなった後に期待させたままでいるのは私もなんだか心苦しいので、夢のないことを言ってしまいますが、お許しください。
こんな長文をつらつらと綴っている時点で、お察しかもしれませんが。笑
ここまで読んでくださった貴方が、どんな気持ちで読んでくれているかはわかりませんが
こう見えて、変なところ真面目なのかもしれません。笑
「りおちゃんは擦れてないからいいね」と褒めて頂いたこともありますが
自分では、多分あまり風俗向きの人間ではないのだろうなと思っています
良くも悪くも感情第一で、平和主義で、細かいことを考えすぎてしまうタイプなので
何かを犠牲にしたり、いろんなことを割り切って生きるって、難しいです。
目立つことで、何かしら文句をつける人は必ずいます。
それでもなんとかわたしを一人前に作り上げてくれたみなさんには、とても感謝しています。
普通に生きていたらなかなか体験のできない、貴重な経験をさせていただきました。
お誘いを頂いてここに入る直前まで、デリヘル、オナクラという用語すらも知らなかった未熟なわたしでしたが
この業界、思っていたほどは怖くなかったし、中には沢山優しい方も居ました。
もうこんなに「可愛い」と可愛がってもらえることはないんだろうな〜とか、こうやって一人でホテルのお部屋に向かうこともないんだろうな〜とか、そんなことを考えながら熱心に仕事をしていた1日でした。笑
2年1ヶ月という、長くて短い期間でしたが
今までありがとうございました。
わたしを支えてくれたみんなのことは、本当に大好きです。
忘れることもないと思います。
自分を受け入れてもらえた一つの場所として、思い出として残しておきます。
ここまで読んでくれた貴方は、とても愛のある優しい心の持ち主です。
本当にありがとう。
またねっ ではなく、じゃあね
りお
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