「人がより良く生きるためには?」をテーマに、道徳とお金儲けについて書いてある本でした。
役に立たないありがたい道徳と、役に立つがいやしい経済について、相反する考え方がどちらも必要で、この精神がないと望まれた成功は享受できないそうです。
目標を立てたときに何が必要か。
必要なのは常識。常識はコアになる品格。
常識を兼ね備えるには、「智」「情」「意」が必要と説いている事を訴えていました。
まず意思が必要になるけれども、意思だけでは人の役に立たない。意思の上に智恵が乗らないといけない。だから勉強をしないといけない。
智恵がありスキルがあり意思がある。これを兼ね備えることができれば、実績は出てくる。
でも、そこに情愛がないと必ず何かのトラブルに巻き込まれる。意思がある者が智恵を身につけ、その上で情愛を持つ。この三つを兼ね備えたものが常識と呼ばれ、これを持つ人が完き人である。
なんとなく栄一さんのお言葉はわかる。
でもすぐに持てるものじゃないよね。常識を兼ね備えるためには毎日の習慣が大切だとおもう。非常識やぶっ飛んだことをするには、常識が必要だもんね。