こんばんは。
尾形です。
さて。
前回の『坂の上の雲』ですが、子規がとうとう吐血してしまい、ここから子規の壮絶な人生後半戦が始まるワケですが。
以前、このドラマを見ていたとき、思ったことがあります。
「香川照之が子規にしか見えなくなってきた…凄い…」
それくらい、印象に残ってます。
流石、初代市川猿之助と浜木綿子の息子。
演技力が凄まじい…。
前々回、下宿部屋の窓際で、真之からの
「大学辞めて海軍に行くよ」
という手紙を読んで、悲しみや寂しさから涙を一筋流すシーンも鳥肌がたってゾクッとするほどの凄みを感じましたが、前回、松山に帰郷して療養中に真之と縁側で語らうシーンも、凄い演じ方だなぁ…と思ったのです。
ケラケラ笑いながら、病むでもなく腐るでもなく、あの振り切りっぷりがリアリティに溢れてなんていうか…こう…痩せ我慢とか開き直りとか言うんじゃなくて、確定している残酷な未来を受け入れた人間だけがたどりつける位置に既にいるよね…と思って。
それをナチュラルに演じられる香川照之が、凄いなぁ…と感嘆の気持ちでテレビ画面見てました。
初めて原作読んだ時には
「正岡子規って、この話にこんなに必要？？」
なんて頭悪いこと思ってましたが、ドラマを見たらコロッと変わって、
「あぁ…子規を香川照之が演じてくれたことに心から感謝しますっ!!ありがとうございます!!」
とオタク特有の大声で五体投地しながらお礼を言いたくなりましたw
子規はあと何話出るのか分かんないけど
明日の夜も楽しみに見まーす(^^♪
みひろ
