生まれてまもなく親兄弟と離されましてね
野原が恋しくなるような
狭くて薄暗い囲いに寄せ集められ、
私どもは肩身を寄せ合い育ちました。
ふと気づいたのは互いに成長した時です
それぞれ大小の差こそあれど
女のように細く小さく。
はしたなくもありますが、
色香は妖しいほどに漂っておりましたが
それでも異質を感じるのです。
それは明らかに「男」でございました
目の前の儚げな「男」は
やがて見つかれば死が待っているのです
あらゆる鉄や刃物が体を切り裂き
狡猾な猛禽類や邪な爬虫類に
食い尽くされるのです。
竹馬の友が「男」だと知った時の
私の悲しみようが分かるでしょうか
私どもは互いに頬を寄せ合い、
春の訪れから短い逢瀬を繰り返しました。
側からは仲の良い姉妹に見えたかも
しれません。
…そんな恋物語があるのかと
スーパーに並ぶウズラの卵を眺めながら
孵化した動画を見ちゃう。。。。
うーん秋ですねえ
明日出勤します
10:00〜16:00
ご用命をお待ちしてます
iPhoneから送信