帰巣本能:
集団生物の誰しもが持つオールド本能
孤独の根源であり種のアイデンティティ
この帰巣本能が退化して廃れ、無くなれば
本当の意味でグローバル化が始まるが
それは果たして元来我々が通称していた
「人」たりえるか疑問に思う。
人とはどうあるべきなのか
キッチンカラトリーのように整然と
区分けするのか、種の起源よろしく
混沌の坩堝と破壊、創世を繰り返すべきか
物言わぬ過去の歴史からの問いに
向き合う時間が必要に思う。
我々は常に目に見えない進化を
心身共に行い続け、(注)
体内外ともに進化し続けている以上
避けて通れない問題だ。
注)体内の骨でさえ溶かして再生を繰り返し
1年で1割の骨を新しいものへと作り替える。
体幹や筋肉はもちろん、脳内シナプスや
シナプスの樹状突起から出される様々な物質
ドーパミンからアドレナリン、
微弱な電気すら日々作られ変貌してゆく
遺伝子にゆらきがあり
多種多様な変化や進化が必ず存在する以上
「人」とは何かを今一度見つめ直したい
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