見栄を張る 遊女の心意気
江戸の吉原の頃、遊女には果たさなければならない不文律がたくさんありました。行為中にイッてはいけない。腰巻きと襦袢は着たままで、素っ裸になってはいけない、汗をかいてはいけない、恋人を作ってはいけない。
そしていつでも綺麗でなくてはいけない。
遊女には筋を通すべき美貌や教養がありました。
これだけの対価を払ってもらい、これだけ知名度があるのだから、その価値に答えるだけの見栄えと頭脳は『見栄を張る』ことになるわけです。
さて、一方で男性の場合もたくさんのルールがありました。
上級遊女と楽しいことができるのは3回目から。1回目2回目はそっけなく挨拶をするだけだったり。さてお布団に入ってみても、人気な遊女はお布団にきてくれません。その間に名代という替え玉がやってきますが、名代は決して抱いてはいけないというルールもありました。
そして男性が果たすべき筋が『粋』
例えばお祝儀をケチらないこと。例えば季節ごとに遊女に着物やかんざし や布団プレゼントすること。大物になれば、妓楼を全て貸切にしたり、花見に連れて行ったり。
粋を身につけてない上に、最低限のルールを守れない殿方を『野暮』と呼びます。初回から『俺と結婚してくれる?』なんて聞くのは野暮ですよね。
野暮に関しては、現代にもたくさん通じるところがあります。
招くお部屋が汚かったり。
清潔感のないお体のままプレイを始めようとしたり。
なんの交換条件もなく過剰サービスを求めたり。
なんの交換条件もなく過剰サービスを求めたり。
なんの交換条件もなく過剰サービスを求めたり。
野暮どころではなく、迷惑行為、果は暴力行為ですから、おやめくださいね。
粋な殿方に巡りあうと、こちらも見栄を張らねばと、分相応、最高のおもてなしができるように努力して参ります。
殿方のお越しをお待ちしております。