長い梅雨が去ったかと思えば
うだるような暑さ
降り続く雨の残像に
灼熱の大地が襲い来る
そこで ふと
瞳を閉じて 息を凝らすと
聞こえて来るのは
セミの鳴き声
毎年毎年お決まりの
無数の羽根の音の大合唱
きっと太古の昔から
セミはこうしてひと夏を生きた
暑くても寒くても
短く貴重な命のときを
全身全霊
力尽きるまで
・・・あなたとのひとときも
きっと・・・そうよね
こんなときに逢いに来てくれる
貴重な機会に感謝して・・・
全身全霊・・・
いいのよ・・・遠慮しないで言ってね・・・なにが ・・・したいか
・・・ふふっ(*ノ▽ノ*)
きっと・・・わたしも・・・
甘い吐息の・・大合唱