【眠りが足りないとうまくいかなくなる2つのこと】
1.おおらかな気持ちになれなくなる
誰かのちょっとした言葉や相手の何気ない仕草に、どうしようもなくイライラするときってありませんか?それはもしかすると、あなたの眠りが足りないせいで、どうでもよいことにストレスを感じているのかもしれません。
こうなってしまう原因は、私たちの脳の偏桃体という部位にあります。偏桃体は、周囲の物事が、自分にとって害になるものかを判断します。睡眠不足になると、この働きが過剰になり、害になるものを早く発見しようとピリピリしてしまうのです。
偏桃体が不快なものを見つけると、心拍数が上がり呼吸が浅くなる、手や背中に汗をかくといった生理的な反応が表れます。すると私たちは、「不安になっている」「焦っている」と自覚して、ますますストレスを感じる悪循環を起こしてしまうのです。
ちょっとしたことに苛立ったり、生理的に受け付けないと感じたら、自分の眠りが足りているかどうか考えてみましょう。また、普段は穏やかな人がなぜか不機嫌なときは、その人が睡眠不足なのかもしれません。睡眠不足のせいで、大切な人間関係を壊したくはないですよね。よく眠って、本来のおおらかさを取り戻したいものです。
2.ささいなことで動揺してしまう
睡眠不足になると、セロトニンというホルモンが少なくなります。セロトニンは、脳を目覚めさせる物質のひとつで、脳を緩やかに目覚めさせつつ、予想外の刺激に反応しないよう、コントロールしているそう。
急な予定が入ったり、想定外のトラブルが起きたときなどに、気持ちを落ち着けて、目の前のことに集中するためには、このセロトニンが欠かせません。
睡眠不足のために、なんとなく落ち着かず、ささいなことで動揺してしまう状態では、仕事や人間関係がうまくいかなくなってしまうかもしれません。
気分が不安定で、ちょっとしたことでびくびくしてしまうと感じたら、とりあえずよく眠ることを意識してみてはいかがでしょうか?