夜中に何度も目が覚めたり、なんだか眠った気がしない。日中に眠気が襲ってきて仕事にならない…など、睡眠にまつわる不調が原因で、日常生活に影響が及んではいませんか?そんな方に向けて今回は睡眠の質がグッと上がるエクササイズをご紹介します。
■睡眠の質、大丈夫ですか?
眠っていたつもりでも寝起きが辛かったり身体がだるかったりする方は、睡眠の質が低下しているかもしれません。以下のチェックリストを使って現状を確認してみましょう。
● 布団に入ってからもなかなか寝付けない
● 夜中に目が覚めてしまうことがある
● 手足が常に冷えている
● 不安なことや強いストレスを感じている
● 日中強い眠気に襲われる
一つでも当てはまる項目がある方は睡眠の質が落ち、眠っていても眠りが浅いため、日常生活に悪影響を及ぼしている可能性があります。
■深く眠るのに大切なこと
睡眠の質を上げるために大切なことはいくつか挙げられますが、一つ目は、眠る時に優位になる副交感神経を高めること。不安やストレスで過緊張となり、交感神経が高ぶったままの身体を深い呼吸をゆっくり繰り返すことで副交感神経を刺激し、入眠しやすくします。
二つ目は、全身の血流の改善。手足が冷えていると眠りに入る妨げになります。特に座りっぱなしなどでうっ血しやすい骨盤周りの血流を促すことで、足の冷えを改善します。
■【たった1分】深い眠りに導く仰向けエクササイズ
今回お伝えするエクササイズは、ヨガの代表的なポーズ・合蹠(がっせき)のポーズです。合蹠(がっせき)のポーズは、骨盤まわりの血流を促し、胸を開くことで深い呼吸がしやすく、睡眠導入におすすめのポーズです。背中にクッションや折りたたんだバスタオルなどを入れることで、反りやすい腰の負担を軽減し胸を開きやすくします。
布団に入ってから1分間、目を閉じて、呼吸に意識を向けながら、行ってみてくださいね。
<やり方>
1)クッションや折りたたんだタオルの縁を腰に当てるようにして膝を立て仰向けになる
2)かかとをなるべくお尻に近づけて、膝を外に開き足の裏を合わせる
3)股関節と胸の開きを意識しながら、深い呼吸を1分間繰り返す