ほたる(熟女の風俗最終章 本厚木店)の写メ日記

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💖火の七日間戦争
2024年10月15日(火) 12:00 by ほたる

      

 

 

 

 

 

昨日の夜のことだった。私の一人暮らしのマンションに、大学生の弟が突然やってくる。実家でも弟が私の部屋に入ったことなんかなかったので、私のベッドとか服とか置いてある空間に弟がいるって光景が、なんか不思議。すると弟も言う。

 

 

 「この日常ぶち壊すって感じで申し訳ないんだけどさ」 何この子。酔っぱらってんの? 「大きな災いがやってくる。」 あんた何言ってんの?それネットとかのデマの話じゃなくて? 信じんのあんた、そこまで馬鹿じゃなかったよね。 

 

 

「唐突でごめんな。でもマジで、この街は明日全部壊れるよ。」 

 

「災厄ってさ、本当は不意に襲ってくるんじゃなくて、 実際には予兆だって警告だってあるんだ。」

 

 

 弟にしか見えない男の子と二人きりで向かい合っていて、 でも絶対こんなこと言わないよな、と思ってなんか怖くなる。 

 

 

「何なのあんた。・・誰なの?」 

「僕は警告だよ。」

 

 怖い。 不思議なことが起こっている。 でもそれを覚えておくべきだったのだ。 不思議なこと突飛なことだって起こるのだ。 

 

弟が言う。 「いつも通りの日常を過ごしている時に、 予兆とか警告の唐突さにどう向き合えるかが重要なんだ。」 

 

「ちょっと…」私の背中がぞくぞくする。この子普通じゃないよ。 絶対おかしい。 私の足が震え始めると弟が少し笑う。 

 

「じゃあ姉ちゃんに任したからな。」 

「意地悪するみたいで申し訳ないけど、 もちろんその反対だよ。」 

 

そしてそのまますうっと薄くなり消える。 

 

 

私は昨日の夜のうちに、ちゃんと伝えるべきだったのだ。 もっと大きな声で叫ぶべきだったのだ。 今住んでる街がなくなるとか、いつもの日常がなくなるとか、 普通に生きててどうやって言うの? でももうそんな警告、届かない。伝わらない。 災厄そのものが今目の前で立ち上がる。 

 

「明日が来る前に、この街から逃げ出しなさい」 

 

 

 

世界には寿命がある。なのに僕たちに任せても世界がダラダラと延命するだけなので世界は強引にあいつらを召還する。

 

 

そのとき僕たちは全てが終わるべくして終わるんだと知る。でも僕たちはひたすら生き続けたかったのだ。世界を終わらせたくなかったのだ。

 

 

 

創造の神は七日間でこの世界を創ったらしい。

僕たちだってこの世にいろんなものを作ってきた。

こんなふうに一瞬にしていろいろ壊されてくように見えるけど、多分壊すほうだって同じくらい時間がかかるに違いない。

 

 

炎が世界を壊すのに七日間かかるなら、それだけ逃げるチャンスもある。

 

 

逃げろ。生き延びろ。新しい世界を自分で創ればいいんだ。

 

世界の意志なんて知るものか。神の気持ちなんて構うものか。

 

 

 

「第一の日、人と地上の生き物が消える。」

 

「第二の日、この世から全ての生き物がいなくなる。」

 

「第三の日、太陽と月が壊され昼も夜もなくなる。」

 

「第四の日、地が沈み、全ては水になる。」

 

「第五の日、水も空も失せる。」

 

「第六の日、光が消え、全ては闇と混沌に包まれる。」

 

「第七の日、災いは仕事を終え、安息の喜びの中で静かに泣く。」

 

 

「これが、これから始まる火の七日間である。」

 

 

 

終わる世界の中で私以外の存在に希望を抱きながら私は生き逃げながら待っている。

 

 

 

新世界の訪れの前の、巨大な炎がやってくる。

 

 

 

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