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ほこりのついた
芝草を
雨さん洗って
くれました。
洗ってぬれた
芝草を
お日さんほして
くれました。
こうして私が
ねころんで
空をみるのに
よいように。
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日かげの葉っぱは
泣きむしだ、
ほろりほろりと
泣いている。
日向の葉っぱは
笑い出す、
なみだの痕が
もう乾く。
日かげの葉っぱの
泣きむしに、
たれか、ハンカチ
貸してやれ。
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金子みすゞさんの「お日さん、雨さん」「雨のあと」という詩なのですが、彼女の琴線に触れるような優しい言葉の世界が大好きです。
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NHKの天気予報では、今日は午後雨が降るかもしれないとのこと…。
今年は例年より遅い梅雨入りになるとのことですが…、「早苗田(さなえだ)」という日本語もあるように、鉛色の空からのぞく晴れ間から田植えが済んだばかりの雨上がりの田んぼに太陽が反射し、その水面に光る輝きがとても綺麗で…、灰色に映える紫、そして、不思議と曇天の日は更に紫陽花や花菖蒲の鮮やかさが美しく見えます。
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練切りを頂いた日。
花鳥風月を主題とした上生菓子も季節の移ろいを楽しみにさせてくれる一つ。
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日中と晩の気温差が目立ちますが…、皆様もご体調をお崩しになることがありませんよう…くれぐれもお気を付けください。
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