皆様
年末が近付くと ございませんか?
宗教の訪問勧誘や
怪しげな 訪問販売や
よぅ分からん訪問リサーチや
etc etc……
💁👲👫
夜
帰宅して
のんびり 寛いでいましたら
「ピンポーーン」
(; ̄⊥ ̄)?
誰だろ? 思いながらドアを開けると
薄汚れたシャツにジーパン
肩から黒いバックを掛けた
自分と同じ年代くらい…の男性が立っていました。
(; ̄н ̄) …ぇーと……
何か言おうとする前に 男性が素早く
「新聞、取りませんか!?」
(; ̄н ̄)!?
今時、珍しい新聞の勧誘。
いつもなら覗き穴から
誰なのか確認して 開けるのですが
……うっかり してました。
何て言って断ろうか…
考えながら うつむいていると
男性は片足を玄関の中へ。
(; ̄□ ̄)‼️
「ぃゃぃゃ 私 新聞、読まないですから。
ニュースならネットで…」
しかし男は全く動じず
片足をジリジリ詰めながら
「ぃゃぃゃ、真実を知りたければね、新聞を読むべきですよ。
うちの新聞は情報量はモチロン、信憑性が他よりも…」
そう熱弁する男の足は
いつの間にか
両方とも玄関に入ってて
(; ̄□ ̄)
「ちょっと!!本当に いいですから
もう帰って下さい!!」
「じゃあ洗剤!
洗剤つけちゃおう!」
男性の勢いに驚いて、1歩 後退りすると
男は2歩進んできて
(; ̄□ ̄)「ゃ、、、ちょ… 待っ……!」
「じゃあね、 遊園地!
遊園地のチケットも付けるから!
ほらコレ、富士急ハイランド!!」
男は靴を脱ぎ
部屋の中に入り
「じゃあ オマケして ビール券も!!」
とうとう根負けして
(; ̄Д ̄)💧
「分かりました
新聞取りますから帰って下さい……!」
「ホント!?
じゃあ契約書にサイン欲しいんだけど」
男性
持っていたバックを開けようとして
でも どうやら開かないらしく
「あれ…?
何か引っ掛かってるのかな…
ちょっと開けてもらえませんかね…?」
(; ̄н ̄)?
バックを受け取り
力いっぱい開けようとすると
あっさりバックは開いて
(; ̄Д ̄)??
「? フツーに開きますけど…?
で、 契約書は どこに?」
すると
男は意外な事を言いました。
「…ぃぇ、もう いいんです。」
?(; ̄Д ̄)?
「ですから
もぅ目的は果たしたので、 いいんです。」
???(; ̄Д ̄)???
意味が分からず
「目的って なん…」
言いかけて ものすごい違和感が。
「……………ぇ????」
新聞勧誘員の彼が 家の中に居て
家主である自分が
勧誘員のバックを持って 外にいるという………
ボーゼンとする私に 男性は言いました。
「…こうなる日を長年 待ってました。
ある日 僕が玄関を開けると、新聞勧誘員がいて
僕が拒否すると その人は
少しずつ家に入ってきて…
気付けば僕は玄関の外に出ていたんです。
そう… 今の あなたのようにね。」
(|||| ̄□ ̄)
「それからというもの僕は
勧誘するしかなくなったのですよ。
もう… お分かりですよね?」
私は慌てて手を伸ばしましたが
その手は何かに引っ張られるように右へ反れ
それを見て男は
哀れみの表情を浮かべ ニヤッと笑った後
「お勤め、御苦労様です」
🌁🌁🌁
……と なるかもしれないので
ピンポンが鳴っても
大家さんと 宅急便以外、絶対に 出ない自分です。
ふふふふ……
PS.
想像 妄想たくましい…じゃなく
「用心深い」と言って欲しいですわ オホホホ~🌼