如月マロン(いちゃいちゃパラダイス姫路店)の写メ日記

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如月マロン

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37歳/T163cm/B100(H)-W75-H85
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燕子花図屏風
2024年9月3日(火) 21:24 by 如月マロン
総金地の六曲一双屏風に濃淡の群青と緑青によって鮮烈に描きだされた燕子花の群生。その背後には『伊勢物語』第9段の東下り燕子花の名所・八つ橋で詠じられた和歌がある。左右隻の対照も計算しつつリズミカルに配置された燕子花は一部に型紙が反復して利用されるなど一見意匠性が際立つが顔料の特性をいかした花弁のふっくらとした表現もみごとである。筆者の尾形光琳は京都の高級呉服商に生まれ俵屋宗達に私淑した。江戸時代の画家・尾形光琳(1657~1716)の国宝《燕子花図屏風(かきつばたずびょうぶ)》はカキツバタの群生を金箔を貼った大画面に群青(ぐんじょう)と緑青(ろくしょう)の2種の絵具のみを使って描いた作品。単一の植物という制限されたモチーフと色彩が、韻律に富む画面構成をいっそう際立たせている。青と緑と金(黄)の三色はしばしば組み合わされて日本・東洋において特別な伝統を有する。いっぽう《燕子花図屏風》の色彩感には江戸時代ならではの美意識が反映されていると見ることもできる。本展では平安時代の紺紙金泥経(こんしきんでいきょう)や青や緑を主調とする画面に金彩が加わった聖なるイメージを持つ中世の仏教絵画群青と緑青と金を用いて描かれた唐時代以来の金碧(きんぺき)山水(青緑山水)などに加え青・緑・金(黄)の三色からなる清新な古九谷(こくたに)や黄瀬戸(きせど)をはじめとする同時代の陶芸作品を展示。さらに色彩傾向を同じくする金屏風の数々をあわせて紹介することで《燕子花図屏風》に新しい光を当てることも試みる。

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