『めにっごあんそ」(また明日)
ご存じ、維新の英雄・西郷隆盛の故郷、鹿児島県。
南国ならではのおおらかさと、保守的な固さが同居しているお国柄だ。
「めにっごあんそ」は、そんな鹿児島県に伝わる、別れの挨拶の一つ。
「めにっ」は“明日”。「ごあんそ」は“ございましょう”。合わせて“また明日、会いましょう”となる。
ちなみに、訪問の挨拶は『ごめんなんせ』。“こんにちは”は『こんちゃらごわす』。
ところが、同じ鹿児島県内でも奄美の方言になると、“こんにちは”は『うがみんしょーらん』(拝みて候)、“さようなら”は『またうがみょーろ』など、まったく違ってくるのが、方言の面白いところ。