『タマネギ』+『アルコール』~食道と胃のつなぎ目がゆるんでしまう~
夜中、体を横にすると、胃液が食道の方に逆流してくるような感覚があって眠れない……という方はいませんか?
もしかすると地獄の食べ合わせの影響で、一時的な逆流性食道炎になっているのかもしれません。
咀嚼し、飲み込んだものは食道を通って胃の中へと流れていきますが、食道と胃のつなぎ目は筋肉になっています。
通常はこの筋肉が門となり、胃液が食道に逆流しないように締めているのです。
しかし、食べたものの影響で、この門が緩みやすくなることがあります。
例えばアルコールは胃酸の分泌を促進し、さらに筋肉をゆるめるため、逆流性食道炎のリスクを高めます。
また、加熱したタマネギからはセパエン類というイオウを含む物質が発生します。
この物質によって胸焼けが引き起こされると、逆流性食道炎に繋がります。
逆流性食道炎に悩まされている人は、タマネギの入った炒めものとお酒の組み合わせは避けましょう。