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静まり返った深夜。
部屋の薄暗い明かりの下に並んでいるのは、ツヤツヤと輝く大粒の生牡蠣。
ふと時計を見ると、とっくに夜の12時を回っている。
「今、この時間に食べるなんて…罪深いわね。」
冷たく冷やされた生牡蠣をそっと手に取り、じっと見つめる。
ぷるんと揺れるその姿が、なんとも艶っぽくて、思わず胸が高鳴る。お皿の上で輝くその貝は、まるで私に囁いているかのよう。
「さあ、食べて…」
そっと口元へ近づけると、磯の香りが鼻をくすぐる。
躊躇いながらもゆっくりと口に含むと、ひんやりとした感触が舌先を伝わり、瞬間、濃厚な旨味が口いっぱいに広がる。
まるで海そのものを味わっているような、その深い味わいに、自然とため息が漏れる。
「この滑らかさ、そしてこのコク…」
口の中でじわりと溶けていくその感触。体に染みわたるような濃厚さが、思わずもう一口、もう一口と、次の牡蠣に手を伸ばさせる。こんな夜中に食べているのに、不思議と罪悪感はなく、むしろ背徳感が心地よい。ひとり、静かに味わう贅沢なひととき。
気づけば、生牡蠣の魅力にすっかりとりこになってしまった私。
誰にも邪魔されない、このひんやりとした夜の時間…
まるで海の愛人との秘密の逢瀬。
明日、誰かにこの美味しさを語ってしまうかもなんて、密かに思いながら、最後のひと口をゆっくりと味わった。
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牡蠣の季節が来ましたね🌟
焼いても、フライでも大好きですが、
殿方におすすめは生、
精力剤になるんだってさー。
食べて暴れてほしいな。
今日もありがとうございました😊