少し前のことですが、森山直太朗さんの映画を観てきました。
両国国技館で行われたライブ、長いツアー、ドキュメント、フィクションで構成されていました。
構成が本当に素晴らしく、たくさん泣きました。
特に父親との最期のシーン。
彼は幼い頃に両親が離縁してから、父親とはあまり会っていなかったのですが、父親の病気が分かり最期を一緒に過ごしたそうです。
そして父親との会話を録音していたと。
父親の意識が長く持たなくなってきた頃、父親の願いで母親との再会を叶えたそうです。
母親は父親のことを語るとき、いつもあの人とか彼という言い方をしていたのだけど、最期は家族だったときの呼び方で話しかけていて、それが堪らなかったと話していました。
ずっと両親がお互いを他人のように話すのを寂しく思っていたと自覚したこと、それが今この最期のときに癒されたと自覚して、涙が溢れたらしいです。
その時の音声も流れました。
そのシーンのあとに流れる直太朗さんの歌唱シーン。
自分のことじゃなくても溢れる感情がありました。
その映画の観賞後に舞台挨拶があり、直太朗さんと監督とアナウンサーが登壇しました。
監督は自分の名前すら言い終わらないうちに長い髪で顔を隠して俯いていました。
アナウンサーや直太朗さんが話しかけてもほとんどお返事できないくらい。
恥ずかしがり屋でしょうか。
直太朗さんが映画は監督の作品だと話していましたが、映画が素晴らしかったので、きっと素晴らしいお人柄なんだろうな、いつか監督の言葉を聞いてみたいなーと思いました。
その映画を観てから、森山直太朗さんの歌ばかり聴いています。
どなたかファンの方はいらっしゃいますか?