お日さまの位置も
次第に低くなり、影が段々長く伸びて来たようです
人の影も
木の影も
まるで亡霊のように地面を這いつくばり
そして
時刻につれて変貌して行きます
長い影は
晩秋から冬への橋渡しをするかのように
最近は、陽が沈むのも早くなりました
16時半位から、辺りが暗くなり始めてます
大昔、まだ私が小学校の頃
時折、外遊びに出かけていたのですが
この季節は、いつも早めに帰宅するよう心がけていたような・・・
夕方16時には、帰る準備していないと
秋の日のつるべ落としで
あっという間に真っ暗になってしまい
帰り道は、お化けが出そうで怖くなってしまうからです
先日
天を焦がすような、見事な夕焼け空が広がっているのを見ました
その鮮やかな、赤光と夜の暗い帳が攻めぎ合っている大空を眺めていますと
昔、公園で楽しんでいた頃の自分を思い出しました
夕焼け空なんて
子供時代には溢れたもので
別段、珍しくも何ともない日常の景色だったのですが
歳を経てから見る茜雲は
何故かしら、胸を締め付けられました
自分の人生をこの晩秋の空に重ね合わせるからなのでしょうか?
(なんのこっちゃ)