みかげの「お伊勢さんレポート」
(その1 ) へんば餅編
「お伊勢詣で(おかげ参り)」へは、昔から色んなルートがあったようです。
江戸時代、関東からの参宮道者は「伊勢街道」を通り、関西からは「伊勢本街道」を通って参宮していました。
人々が、徒歩であるいは牛車で、はたまた籠に乗り、自由に行き来できたのは宮川堤まで。
(宮川堤公園)
ここから神宮へは、皇室関係を除き、徒歩以外の通行は許されていませんでした
ですから、人々は牛車などから降りて、宮川を渡って神宮に入ったのです
当時、宮川の堤には、たくさんの屋台が並んでいて、そのひとつが「へんば屋」という餅屋さん。来年で創業250年だそうです
街道沿いに餅屋さんが多いのは、旅人のお腹を満たすのに、お餅は適してたのかもしれませんね
(作りたての「へんば餅」 あっさりした甘みのこしあん仕立て)
へんば→返馬、この辺りで人々は、お馬さんを返したんですね
次回は『二軒茶屋餅』編です