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優しいという字が、
「人を百回愛する」と読めることに、
五十歳の時に気が付きました。
これは、ある先生がこの時の十年ほど前、いじめ問題が起きた前任校の全校集会でお話しされたことだそうです。
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「人」を表すにんべんと「憂える」が組み合わさって出来た『優』の語源。
「憂」という漢字は、頭を表す「頁(おおがい)」と心臓を表す「心」、果てるを意味する「夂(ち)」で構成され、頭を抱えて悩んでいる人を表した象形文字で、それに人偏が合わさった『優』は、悲しんでいる人や苦しんでいる人に寄り添える人を表す漢字だそうで、またそういう人を励ますために、近くで踊を踊る人という意味に繋がり、役者やコメディアンを指す言葉にもなったそうです。
相田みつをさんの詩で一番好きな書があるのですが、先生のお言葉と漢字の成り立ちを知り思い出しました。
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それでは、本日も、皆様よろしくお願いいたします。
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