私が今いちばんオススメしたい映画のお話をします。
「怪物」
監督 是枝裕和×脚本 坂元裕二
音楽 坂本龍一
あらすじ・ストーリー シングルマザーの早織は、息子の湊と大きな湖のある町に暮らしている。湊は同級生の依里と仲が良く、子供たちは自然の中で穏やかな日常を過ごしていたが、ある日学校で喧嘩が起きる。双方の言い分は食い違い、大人やメディアを巻きこむ騒動に発展していき……
解説 『万引き家族』の是枝裕和監督と、『花束みたいな恋をした』の脚本家・坂元裕二がタッグを組んだ人間ドラマ。大きな湖のある町を舞台に、無邪気な子供たちの間に起きた日常の喧嘩が、大人たちを巻き込んで大事件へ発展していく。出演は安藤サクラ、永山瑛太、黒川想矢、柊木陽太、高畑充希ら。音楽は『ラストエンペラー』の坂本龍一が担当する。
引用 https://natalie.mu/eiga/film/191775
前情報もなく、ポスターを見てビビッときたので当日券を買ってひとりで見に行きました。
内容について詳しく書くとネタバレになってしまうので言及は避けるのですが、前半、中盤、後半で大きく印象が変わります。
「怪物だ〜れだ」
というフレーズがずっと頭に残っていて、視点が移り変わる事にその人にとっての"怪物"も変わっていき、映画館を出たあとも怪物について考えさせられます。
ラストは人によって意見が割れると思いますが、私はあれで良かったんじゃないかと思いました。彼らは幸せになれたんじゃないかと。
坂本龍一さんの音楽も素晴らしく、全体の美しさのレベルを一段階あげていました。
余白や絵作りという観点でもとても綺麗な映画でした。そこに映し出される人間の醜悪さが、より引き立つよう感じました。
見る前は沈んでいた気持ちが、この映画を見たあとは映画自体の衝撃に頭を殴られたので、映画の事しか考えられなくなり、自分の悩みを忘れていました。
今でもふとした瞬間に思い出します。
心揺さぶられたい。悩みを吹き飛ばしたい。そういう方は是非ご覧になってはいかがでしょうか。
なんと、12月からアマプラで公開されてます!
私ももう一度見直そうかと思っています。