「案ずるより生むが易し」という諺は、何ごとも始めるまではあれこれ心配するものだが、実際にやってみると案外たやすくできるものだという意味です。
取り越し苦労を慰める言葉でもあります。

「私の心配ごとはそんな諺ひとつで解消できるほど簡単なものじゃない」そう言ってプイッとそっぽを向いてしまう人もいるかもしれません。
　でも取り越し苦労はしても、それに報われることがあまりないことは心理実験でも確かめられているのをご存知でしょうか。

アメリカ・ミシガン大学の研究チームによると、次のようなデータが得られたといいます。

「心配ごとの80%は実際には起こらない。
また、起きてしまう20%のうち80%は順序立てて整理し、準備を整えて対応すれば解決する。
つまり心配に値する本当の心配ごとは全体の4%しかない」

100%の心配ごとのうち、実際に大ごとになるものはたった四つしかないというのです。

人がコントロールできるのは『過去』でも『未来』でもありません。
できるとすれば、それは『今』。
『今』できることに意識を集中し、『今』できる具体策を講じること。
それが不安を解消する1番の早道だということかもしれませんね。

本日もよろしくお願い致します。

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