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今でも思い出す言葉
2024年8月20日(火) 21:04 by みく
高校1年生の夏休みに少し瘦せたのをきっかけに、ダイエットを始めました。順調にいっていたダイエットも半年ほどで空腹に耐えられなくなり、リバウンド。それから、甘いものを一気にたくさん食べてしまうことが癖になってしまいました。

スタイルがよく可愛い子が多かった女子高で、いつも自分は引け目を感じていました。

ある日、同じ学年のとても可愛い女の子が保健室の前にある体重計に乗って、「体重ヤバ~イ」と言っているのを見掛けました。
彼女の体重は46kgでした、多分身長は164cmくらいだったと思います。
その時の私の体重は160cmで53kgほどでした。
私はその時「もう絶対に野菜しか食べないぞ」と決意をしたにも関わらず帰宅後、我慢できなくなり家にあった食パン4切れほどを無心で食べました。
痩せたいのに食べてしまう自分がきらいでした。

そんな日々を過ごす中、高校2年生のお正月に、新聞で、ある作家の方の新年の挨拶の記事を目にしました。
内容はこんな風でした。

彼女は作家として駆け出しの頃、本の書評を書く仕事を依頼されました。一生懸命書こうとするけど、上手く書けず、焦る中どんどん締め切りの日が近づいてきました。
喫茶店に行き、書こうとするけど書けず、気分転換にパスタを1皿食べ、それでも書けず、もう一皿食べて、合計3皿のパスタを食べ終わり、どうにか完成させました。
それは当時の彼女にとってはとても上手いとは言えないものでした。
そして、何年かして、どんなにひどい出来だったかと恐る恐る読んだその書評は「そこまでひどくはなかった」と思った。

ということでした。

「だから、あなたも生きてみてください。」
その言葉で新年の挨拶は締められていました。

食べたくないのに食べることが止められなかった私にとって、パスタ3皿と「だから、あなたも生きてみてください」という言葉は、心を少しだけ軽くしてくれました。

私はそれから川上弘美さんが好きになりました。

当時17歳だった私は、34歳になりました。
体重は少し減りました。今も生きてみて、います。

(15年以上前のことなので記事の内容ちょっと違うかもしれないけど、大体は合っているはずです。)

8月の出勤予定

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(14:30~空きあり)

      

いつも予約を検討して頂いたり、写メ日記を読んで下さりありがとうございます
少しでも気にして頂けるのが嬉しいです。
いつかお会いできるのを楽しみにしています

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