カレンダーの表紙の次にあった
相田みつをの詩です
何年か前のカレンダーにも
同じ詩があったのですが、
その時の私、
そして、今の私、
心に響くことが、
どこか違うような気がしました
とても不思議な気持ちになって、
何度も読み返しました
わたしは長い歳月
上にのびることばかり考えてきて
土の中深く根を張ることを
忘れていたようです
土の中深く根を張ることを
忘れていたようです
ヒョロヒョロと
幹ばかり高くのびて
雑然と枝葉がひろがるようになった時 幹や枝葉の重さに耐えられない
根の弱さに
わたしは初めて気がついたのです
幹ばかり高くのびて
雑然と枝葉がひろがるようになった時 幹や枝葉の重さに耐えられない
根の弱さに
わたしは初めて気がついたのです
気づいた時には手遅れでした
手遅れとわかったとき
わたしは思い切って
枝葉を落とすことにしました
手遅れとわかったとき
わたしは思い切って
枝葉を落とすことにしました
土のなかのわたしの弱い根と
細い幹に支えられるだけの
わずかな枝葉を残して
あとは さっぱりと切り捨てました
それは 根の弱い 幹の細い
力のない者が
何とか自分を守りながら
生きていくための消極的な
しかもそれなりに勇気のいる
生活の智慧でした
とはいうものの
枝葉を落とすとき わたしは
やっぱり寂しい気がしました
もったいないなあと思いました
しかし おかげさまで いまでは
眼に見えない土の中で
弱かった根が新たな活動を
始めたようです
小枝を切り落とした分だけ
いや それ以上かも
だれにもわからない根だけが知る
静かな充実感を持ちながら
細い幹に支えられるだけの
わずかな枝葉を残して
あとは さっぱりと切り捨てました
それは 根の弱い 幹の細い
力のない者が
何とか自分を守りながら
生きていくための消極的な
しかもそれなりに勇気のいる
生活の智慧でした
とはいうものの
枝葉を落とすとき わたしは
やっぱり寂しい気がしました
もったいないなあと思いました
しかし おかげさまで いまでは
眼に見えない土の中で
弱かった根が新たな活動を
始めたようです
小枝を切り落とした分だけ
いや それ以上かも
だれにもわからない根だけが知る
静かな充実感を持ちながら
今までの前に進むばかりの自分に、
気持ちの余裕のなさを感じ、
恥ずかしい思いすらしてきました。
時には立ち止まり、
時には後戻りし、
もう一度進むことの大切さを
眠たい目をこすり、
朝からしみじみと感じました
あふれたものを切り捨てる
膨らみ過ぎた欲を切り捨てる
いらぬ感情を切り捨てる
もっとスリムでシンプルになって、
とらわれない
振り回されない
自分自身を生きていきたい
と、そう感じました
今から早速、努力しようと思います。
今日も、
素敵な一日になりますように
