【店長コラム】創戯旅団 第74夜 展覧会の絵
※2025年02月10日11時11分
とは、クラシックの名曲、ムソグルスキーのピアノ組曲です。今回紹介する話しは3枚の絵の話し。なので、タイトルは三本の矢でも良かったのです。しかし、こちらも毛利元就が三人の息子に残した【三子教訓状】の有名なお話し。しかも三人で力を合わせ助け合えば矢も折れる事は無いと云う立派な教訓の話しなので例えとしては少し違います。今回の題材、3枚の絵とは、3人の全身に刺青が入った女王様が同時期に働いていたお話し。全身刺青女王は1人いるとかならありそうな話しです。でも三人も集まってしまったのはエレガンスの歴史の中でも最初で最後だったのです。かなり珍しい現象じゃないですか?しかし、この人たちが三本の矢となる事は無く、三個の地雷になってしまったのです。いろいろと凄すぎて開いた口が塞がらない状態になったのが今回のお話しであります。キャラクターが濃かったのは間違いないのですが、戦力としては逆効果にしかならなかった記憶しか残っていません。悪い三本の矢話しとか黒い三本の矢話しとかになるのでしょうか。本当はトリプルブラックアローズとかトリプルバッドアローズに命名した方が適切だったでしょうかね。
この刺青三人娘。最初に入って来たのはSGさんなる女王様でした。この女王様は町田のお店にも在籍していたらしく、女王様を知っている風の知ったか娘でした。いろいろと経験しているので仕事を出来る風に師匠と私には語っていたのですが、どう判断しても間違った知識だらけの仕事の出来ない女王様にしか見えませんでした。指名は全く取れませんでしたね。そして、この女王様も脱がない舐めないお風呂入らないのサービス地雷でクソ生意気な女王様を演じていました。M女さんを紹介してくれたりホームページを作ろうとしてくれたり協力的な一面もあったのですけどね。しかし、お客様を殺してしまっているので絶対的に稼げていません。僅か3か月弱で紹介してくれたM女さんと共に飛びました。しかも、次に行ったのが池袋の有名なウチと同じ名前の某あそこです(笑)普通に移籍先までバレてるのが笑えます。しかも、そこの名物社長に仕事出来るか出来ないかは本人の頑張り次第だなと言われていた所まで捲れてこちらに伝わっています。本人の頑張り次第も何も通用する訳無いですよね。ストリップ劇場でショーをやっている女王様も居れば、AVに女王様で出演しているキャストさんも居れば、花屋敷を貸し切ってイベントを開催してしまう女王様までいるお店ですよ。あれ?全部同一人物でしたっけ?違う女王様の所業も含まれてますか?私も人から聞いた話しでしかないので微妙に覚えてないんですよ。どちらにせよ、ただのサービス地雷の小娘が太刀打ち出来る相手では無いのです。結局は、やはり僅か3か月で池袋も飛んでいましたね。町田、厚木、池袋と連続で通用しない事が捲れたのです。どうやら、流石に次はソープランドに行ったらしいですよ。ん?何でその動向を全部知っていたかって?それは逐一報告をリアルタイムに受けていたからに他なりません。密告者がいたのですね。内通者と言いますか(笑)まあ、あまり興味もありませんでしたけど。なぜならば、ウチのお店としては地雷の人が居なくなったありがたい話しでしか無いのです。しかも、AV出ようかなとウチに居る時に話していたらしく、AVに出るなら有名なお店の女王様としてAVに出たいと夢を語っていたそうです。いやいや、だから無理ですって!そんな有名な女王様の居るとこに入ってしまったら速攻でサービス地雷なのが捲れるだけの話しですよ。身の丈を知らない痛い人になるだけじゃないですか。それならば、ウチを代表する女王様としてAVに出てしまって、ウチの利権を全て掻っ攫う戦略の方が身の丈にあっていたでしょう。ブランディング能力が無かったのですね。こんな事もありました。ある時、私にお客様のち◯こを切っていいかと聞きに来た事がありました。しかし、師匠と私でそれは犯罪行為だから自分が逮捕されるぞと全力で止めた事がありました。その人はブログでコンタクトを取ってきたそうです。しかし、私はリスクを取ってまで金儲けをする人間ではありませんので、きっちりとルールに則ってその依頼を断る様に諭したのです。それから、3か月くらいしたある日の事です。ぽけ~っとテレビを見ていましたら相模原の男がどこぞやの女王にち◯こを切って貰い、よりにもよってそのち◯こをネットで売り捌き、しかも買った人が食べてしまったらしいのです。結果、それが捲れて相模原のち◯こを切断された男、ち◯こを切断した女王様、ネットでち◯こを買って食べた男の3名が逮捕されていたのです。いやいや、ちょっと待って下さい。確かSG女王様はコンタクトを取ってきた男は相模原の人って言っていた気がするのです。そんな都合良くち◯こを切断したい人間が同時期に同じ市に二人も居たらおかしな話しになりますよね。これ、犯罪に巻き込まれるのを直前に回避した話しにグレードが昇格してしまってませんか?なんてなかなかに香ばしい出来事もありましたね。こんな感じにインパクトだけはデカい女王様でした。しかもインディーズバンドのボーカルかなんかやってた記憶があります。NIRVANAのカート・コバーンが大好きと言っていたのを思い出します。私は編集プロダクションで働いていたある日に、猟銃で自分の頭を撃ち抜いて倒れているカート・コバーンとその横に立っている二人の警察官が写ったAP通信の速報がFAXで送られてきたのを偶然にも見てしまったのです。あの光景は今でも目に焼き付いています。とショッキングな私の経験まで思い出してしまいました。まあロッカーだけに洋彫のタトゥーが全身に入っているルックスは女王様っぽくもありましたが、背が低かったのがイメージダウンになっていましたね。
さて二人目の絵の方はRN女王様です。この人もなかなかに凄い人なのです。まずこの方は彫師さんなのです。彫師さん全員かは定かではありませんが落書きの様な刺青を全身に彫られてしまっているのです。これはどうしたの?と勇気を出して聞いてみたのですが、師匠に練習と称して彫られてしまったそうです。非常に仕事熱心な方で待機でずっとスケッチをしていましたね。後日、お店のキャストさんの耳裏に小さく蝶が飛ぶ洋彫を掘ってあげて、そのデザインで何かの賞を取っていました。マネキンの首から上を持ってきたのもRNさんだった気がします。そのマネキンをRNさんは忘れて居なくなってしまったので押し入れに置いてあったのですが、たまに夜中に押し入れの食材を片そうとするとマネキンと目が合いビビっていたのを思い出します。RN女王様の特徴というかルックスは外人風の美人顔でしたよ。しかし鼻だけが日本人鼻だったので少しバランスが悪かったと言うか惜しい感じでした。ルックスは背も高く女王様っぽかったですよ。スカートを履かない方でしたから美人でも男前感がありました。実際にレズビアンでしたし、タチ(男役)でしたね。しかし、ここが問題となる部分でもあります。タチの中にもバリタチと云う脱いだり触られたりするのが嫌な地雷風なタチも居れば触るのも触られるのも大好きなリバタチも居るのです。RNさんがどちらかは定かではありませんでしたが、どちらにしても男好きでは無いのは確かなのです。男性とプレイをするお店では脱がない舐めない触らせないのサービス地雷の可能性が大になります。指名を取れていませんでしたので、地雷プレイだった確率は非常に高かったと思います。私生活でもネコの女性と同棲していたのも印象強かったですね。しかし、このネコ役の彼女さんが問題のある方だったのです。デリヘル嬢だったらしいのですが、ホス狂いでもあったのです。ん?バイなの?と思いますし、本当は男好きでイケメン好きだけれども彼氏が出来ないのでRNさんと同棲していただけの疑惑まであります。RNさんはかなり振り回されていましたし、話しを聞く限り彼女さんは相当にメンヘラさんだったのでしょう。RNさんもたまにメンヘラチックになっていましたので共依存だったと思います。最終的には別れる事になったらしく、RNさんは極度のメンタル不調に陥りお店も辞めてしまいましたね。さて、このRN女王様も辞めた後の動向を知っています。彼女の場合は円満退店なので、本人からその後の話しも聞いていました。ウチを辞めたのと同時にタトゥースタジオもバックれていたのですが、スタジオの人々に追い込みをかけられたのか、ただ心配で行方を探されていたのかで、自宅に身を潜めていた所をウチのHさんが捕まえて居酒屋で話してましたね。それで私も彼女が無事である事を把握しました。結局、RNさんはそのまま地元へと帰りました。母親がデリヘルの経営者でお金持ちだったので、お金を出して貰い独立してタトゥースタジオを開業していました。こっちに居たら暖簾分けまで独立出来なかったのでしょうから、結果的には地元に帰って正解だったのでしょう。若くしてBMWを乗り回せる迄に生活は安定したみたいですから。後日、新宿3丁目に遊びに来たついでにウチに1日だけ出勤した事があり、元気にやってる話しなんかもいろいろと聞きましたよ。
さて今回のコラムは変則になります。これで半分の執筆量なので、残りの内容はライブドアブログにて公開します。コラムのURLは以下になります↓
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